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「檸檬」の舞台「八百卯」さんが閉店

梶井 基次郎
新潮社
¥ 420
(1977-12)
Amazonランキング: 17188位
Amazonおすすめ度:
ゆっくり読みましょう
梶井基次郎そのもの
長編散文詩
カタカナで「レモン」と書けば果物のレモンを思い浮かべますが、漢字で「檸檬」と書けば思い出すのが梶井基次郎(かじい もとじろう)さんの「檸檬」です。

「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧(おさ)えつけていた。」

という書き出しではじまるこの小説は、著者の梶井基次郎さんが肺結核を患い、虚しく無気力となっていた頃に書かれた代表作(実際に31才という若さで夭逝されています)で、そんな「私」が、京都の寺町にあるお気に入りの果物屋さんでふと檸檬を見つけたところから、そのひんやりとした冷たさや甘い香りに癒され、ちょっぴり幸せな気分になって、かつて大好きだったのに足が遠のいていた文具店(書店)丸善に入って行って、これまたかつて大好きだった画集を見たものの、結局かつてのような幸福感は得られず、ふとその「檸檬」でちょっとしたいたずらをしてみる・・・・というようなお話です。短編なのでここまであらすじを書いてしまったらついつい最後まで書いてしまいそうになりましたが、そこはやっぱり読んでもらいたいと思います。

ちなみに私がすきなところは
不意に第二のアイディアが起こった。

その奇妙なたくらみはむしろ私をぎょっとさせた。

 ――それをそのままにしておいて私は、なに喰(く)わぬ顔をして外へ出る。――
 
私は変にくすぐったい気持がした。

「出て行こうかなあ。そうだ出て行こう」そして私はすたすた出て行った。

という最後の方のクライマックス(?)のところです。いつ読んでもにやけてしまいます。(内容をご存じない方は何のことかわからないかもしれません。すいません)

そんな舞台となった丸善書店さんは4年前の2005年に閉店となっていますが、今度はとうとう「檸檬」を買った果物屋さんの「八百卯」さんも、1月25日付けで閉店されてしまいました。

「梶井基次郎「檸檬」の店」として観光スポットになっていましたので、修学旅行などで立ち寄られた方も多いのではないでしょうか。

そんな「八百卯」さんも大正の頃とは違い、2階はフルーツパーラーになっていて今風におしゃれなお店ですし、「丸善」さんも当時の場所からは移転されて河原町にありましたので、もともと情景が違うと言われればそれまでですが、それでも、「檸檬」の舞台となった実在のお店が両方ともなくなってしまったのは何とも寂しい限りです。

まだ「檸檬」を読んだことがない方も、なつかしいと思われた方も、これを機に読んで見てください。

青空文庫さんで無料で読めます。(37、38番です)
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/sakuhin_re1.html


ありがとうございました。

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★一度は手にとってみてもらいたい本〜「7つの習慣」

新年あけましておめでとうございます。本年も皆様にとって善き事が雪崩のごとく起こる年でありますように。

さて、あまりに定番過ぎたため、これまで当ブログにて紹介させていただいておりませんが、新年にあたり、改めて本書をお薦めさせていただきます。

著者のフランクリン・コヴィー博士は、国際的にも高い評価を受けるリーダーシップ研究の第一人者で、英国の「エコノミスト」誌によれば、世界で最も影響力のあるビジネスの思想化とされています。

又、本書は全世界で1000万部以上も売り上げ、日本でも訳者のジェームススキナー氏が、本書の実践、翻訳、「成功の9ステップ」の出版などで貧乏生活から脱却し、大成功を収めていることでも実証済みですね。

自分の人生において、幸せに成功するための基本的な考え方、ものの見方など、これまでの自分のものの見方、価値観や固定観念ががらりと変えられます(これをパラダイムシフトと言う風に言われます)

本書の内容は簡単に説明できるものではありませんので、まずご自身の目で心で確かめてみてください。原則中心の生き方、農場の法則、Win-Winの考え方、刃を研ぐなど、どれか一つでも理解、実践すれば人生がより豊かになると思われます。

また、著者がリーダーシップの権威というだけあり、自己啓発もさることながら、子育てに悩んでいる親御さんたちにもヒントがいっぱいです。

例えば著者自身もご自分の息子さんに対して、以前は自分の価値観を押し付け、成績が悪くなったり、スポーツも苦手な息子さんに対しては頑張れば絶対にできる!と様々なことを強要されたりしていたそうですが、それは、親としての自分が他の子供達と比べて「息子は基本的に劣っている、あるいは何かがたりない」という考え方からきたもので、息子のため、息子を助けたいという想いとは裏腹で、「おまえにはできない。だからおまえを守る必要がある」という暗黙のメッセージになっていたと言われています。

そこでコヴィー夫妻は自分達の考え方を改め、一歩離れて客観的な立場から息子さんの本質や独自性、本来の価値を感じ取ろうとされ、
「親としての極めて自然な役割は、息子を肯定し、愛し、尊び、彼の成長を楽しむことだと理解した。(中略)

息子に対する見方を変えてみると、自分達の中に新たな気持ちが芽生えてきた。息子を裁いたり、ほかの子供と比較したりせずに、彼との時間を自然に楽しむことができるようになった。彼を世間並みの子供に育てようとしたり、社会から受け入れられやすい形に無理矢理にはめこもうとしたりすることもやめた。そしてまた、彼に社会の持つ期待値を押し付けることもしなくなった。息子は基本的に社会生活に十分対応していける子供だと考えたので、私達は他人の批判やあざけりから彼を守ることもしなくなった」


ここだけ読むと、育児放棄のようにも聞こえるかも知れませんが、あくまで個性と人格を尊重した結果と言うことですので念のため。その後、息子さんは静かな自信に満ち始め、自分のペースで花を咲かせたそうです。(スポーツでは州のベストプレイヤーに選ばれたり、学校でもクラス委員に選ばれたり、非のうちどころのない成績表を持って帰ってきたり、誰とでも気さくに明るく接することのできるようになったそうです)

こういった切り口からも本書を読むことができますので、ビジネス書や自己啓発のカテゴリーだけでくくっていくのももったいないと思います。


聞いたことはあるけれど、まだ読んだことは無いと言う方は、新年の今、ぜひ一度手に取ってみてください。

ちなみに、昨年の夏にDVD付の限定版が出ています。私はこちらはもっていませんが、「第8の習慣 「効果」から「偉大」へ」の発売記念の限定版「7つの習慣―成功には原則があった(10の映像作品DVD付)」を持っていますが、このDVDでもけっこう理解が深まりました。読むのに一苦労と思われる方は、DVD付のものがおすすめかもしれません。

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ありがとうございました。

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