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ピコ太郎とやなせたかしと石川啄木〜チャンスは目の前に転がっている。

こんにちは。

今や世界中で話題となっている「ピコ太郎」の「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」。

元お笑いコンビ「底抜けエアライン」の古坂大魔王さんが扮する「ピコ太郎」の、わずか1分ほどのYouTube動画が世界中を駆け抜け、発表からわずか2ヶ月経たずにアメリカのビルボードのソングチャート(HOT100チャート)に日本人としてはあの松田聖子さん以来26年ぶりにベスト100にランクイン(77位)したそうですね。


しかも松田聖子さんの場合は日本での有名な曲ではなくて「ザ・ライト・コンビネイション(The Right Combination)」というアメリカのアイドル「ドニー・ウォルバーグ(Donnie Wahlberg)」とのデュエット曲で、日本人のほとんどが知らない曲(まぁ歌詞も英語ですし)。

ちなみに日本人としては7人目とのことだったので調べてみたら8人(グループ)がWikiに書かれていまして


1位 坂本九 「SUKIYAKI(上を向いて歩こう)」(1963年)
37位 ピンク・レディー 「Kiss in The Dark」(1979年)
54位 松田聖子 「The Right Combination」(1990年)
58位 坂本九 「China Nights(支那の夜)」(1964年)
58位 オノ・ヨーコ 「Walking On Thin Ice」(1981年)
60位 YMO 「Computer Game」(1980年)
77位 ピコ太郎 「PPAP (Pen-Pineapple-Apple-Pen)」(2016年)
81位 横倉裕 「Love Light」(1981年)


正直この中で歌える(知っている)のはPPAPを除けば坂本九さんの「SUKIYAKI(上を向いて歩こう)」くらいでした(笑)しかもビルボード1位って本当に凄いですよね。そして改めて思ったのは、もう50年以上も前なんですよね。(Wiki調べですので正確さは不明です)
そんな「PPAP」が出来たきっかけというのが、曲を作っている時に体でリズムをとっていて、曲間でブレイクするときだと思いますが「ンっ!」という時に、たまたま目の前にリンゴがあって、持っていたペンを「ンっ!」と刺してみた。

そこで『アッポーペン』が偶然完成。語呂の良いパイナップルを追加して出来たのがくだんの「PPAP」だそう。

そしてわずか1ヶ月ほどで、かのジャスティン・ビーバーのツイートから世界9000万人のフォロワーの元へと紹介されて今や6700万回再生。

さらに関連動画を含めた週間再生回数が1億3400万回再生となり、日本人初の世界1位に!!


本当に人生は何が起こるかわかりません。たった1分の動画で世界を制してしまいました(笑)



で、タイトルに「やなせたかしさん」や石川啄木さんを持ってきた理由をここから。


やなせたかしさんと言えばアニメ「アンパンマン」の作者としても有名ですが、もう一つ有名で誰もが口ずさめる歌があります。

それが、「手のひらを太陽に」という歌。

漫画家としてはまだまだ日の目を見なかった時代には、イラストを書いたり詩をかいたり、舞台美術を手がけたりといわゆる何でも屋さん。


「なんでぼくは世に出ないのだろう。世間は見る目がないのではないか」とやるせなく、寂しかった。

 それでも弱みは見せず、仕事もないのに徹夜で詩を書いたり、絵を書いたりしていた。何かしていないと、ますます取り残された気持ちになってしまうからだ。

 四十二歳のときのその日も徹夜していた。退屈し、子どものころにやっていた遊びを思い出して懐中電灯を手のひらに当ててみた。

 すると、血の色がびっくりするほど赤く透けて見える。あんまりきれいで見とれてしまった。これほど絶望しているのに、体には赤い血が脈々と流れているんだ。心は元気がなくても、血は元気なんだなと、自分自身に励まされたように感じた。

 不意に「てのひらを太陽にすかしてみれば」というフレーズが頭に浮かび、それがひとつの歌詞にまとまった。この歌は、自分を励ます気持ちから生まれたのだ。

(やなせたかし 「明日をひらく言葉」より)



今やYouTubeの再生ランキングでも上位にでてくるのがアンパンマン関連のおもちゃなどを紹介したり遊んだりしている動画なのですが、そのやなせさんの代表作の『アンパンマン』がアニメ化され、ブレイクしたのは、何とやなせさんが69歳のとき。ものすごく遅咲きで大器晩成の典型のような方ですが本人曰くは「小器晩成」なのだそう。


「挫折というのは途中で駄目になることだが、ぼくは四十歳を越えてもまだ五里霧中で、挫折どころか、出発していなかった」(アンパンマンの遺書)より




そして、石川啄木さん。

代表作「一握の砂」に書かれている有名な歌が

「はたらけど はたらけど猶(なお) わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る」


これも、極貧生活を送っていた石川啄木さんが自身の境遇を嘆いて詠まれた歌ですが、ここでも目の前にある『』によって文字通り成功をにしていますよね。


常に手を動かし続けて、成功を夢見て諦めなければ、チャンスの女神の前髪を、その手につかむことが出来るのかもしれませんね。



ちなみに、今回石川啄木さんのことを調べていてわかったのが、極貧だったのが実は収入が少なく生活が苦しくてというよりも、女遊び(風俗遊び)が酷くて借金だらけだったというのがわかって少し「おいおい!」と。

そして改めて一握の砂を読んでみると、自分が遊ぶかね欲しさに借金しているのに、


「実務には役に立たざるうた人と 我を見る人に 金借りにけり」


と、自分を見下している人に頭を下げてお金を借りたことがよほど悔しかったのか、


「一度でも我に頭を下げさせし 人みな死ねと いのりてしこと」と恩をアダで返すようなことを言ってみたり。


まぁこれもウィキペディア調べですから本当なのかどうかまでは調べていませんが(笑)


ただ、その他にも「あきれたる母の言葉に 気がつけば 茶碗を箸もて敲(たた)きてありき」とか「怒(いか)る時 かならずひとつ鉢を割わり 九百九十九 割りて死なまし」、「知らぬ家 たたき起して遁げ来るが おもしろかりし昔の恋しさ」、「朝はやく 婚期を過ぎし妹の 恋文めける 文を読めりけり」などのクズっぷりで、一つの有名な歌から勝手に清貧なイメージを作り上げていたこの数十年を返してくれ、という感じです(笑)



最後にやなせさんからのひとことを。


チャンスは誰にでも平等にある。

「どうせ、オレなんてダメだ」と言っている人は、

チャンスをつかもうとしていないのではありませんか。

(もうひとつのアンパンマン物語)



今日もありがとうございました。



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Comment by ITOYAMA @ 2016/11/21 12:48 PM
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