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2022.05.26 Thursday
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きょうの午後ここでずっと話されていたことは、人類がこのさき、地球の自然と調和しながら生きていくにはどうしたらよいのか、そして世界から貧しさをなくすにはどうしたらよいのかということでした。
しかしいっぽうで、わたしたちの頭には何がうかんでいるでしょう。もっと豊になって、ほしいものがどんどん手に入る、ゆうふくな社会を望んでいるのではないでしょうか。
わたしはみなさんに問いかけます。
もしもインドの人たちが、ドイツの家庭と同じわりあいで車を持ったら、この地球に何が起きるでしょう。わたしたちが息をするための酸素がどれだけ残るでしょうか。
もっとはっきり言います。
70億や80億の全人類が、いままでぜいたくの限りをつくしてきた西洋社会と同じように、ものを買ったりむだづかいしたりできると思いますか。
それともこの先いつか、わたしたちは別の種類の話し合いをしなくてはならないのでしょうか。
買ったバイクや買った車のローンを、はらってはらってはらって、気がつけばわたしのようなリウマチ持ちの老人になり、人生が終わっていくのです。
そしてひとりがこんな問いかけをするでしょう。「これが人生のたどり着いた先なのか」と。
社会が発展することが、幸福をそこなうものであってはなりません。発展とは、人間の幸せの味方でなくてはならないのです。