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死神の精度 (文春文庫 伊坂幸太郎)

評価:
伊坂 幸太郎
文芸春秋
¥ 550
(2008-02-08)
Amazonランキング: 45位
Amazonおすすめ度:
短編集のふりをした長編小説
凄い!!
主人公はクールな死神
JUGEMテーマ:読書


「天使は図書館に集まる」が、伊坂氏によれば、「死神はCDショップに集まる」。らしい。今回も独特の伊坂ワールドによって、「死神」という、その響きからは一見おそろしいものを、いとも身近で現実に隣にいそうなモノに仕上げています。

「私は人間の死には興味がないが、人間が死に絶えてミュージックがなくなってしまうことだけは、つらい」


というくらいに音楽好きで、いつも仕事の時には雨が降っていると言う雨男。

死を司る神の末端組織に属するのか、上の部署からの依頼で対象者の調査を行い、「死」を実行するのに適しているかどうかの判断をして報告する。期間は1週間。調査の結果「可」とすれば、八日目には「死」が実行される。逆に言えば、調査期間の1週間に死ぬことはない。

そんな調査員(死神)の千葉。ある時は二十代前半のモデルのような青年になったり、柄の良くない四十代の中年男性であったり。

殺人犯人に車をジャックされ、
「運が悪かったと思って、諦めろ」と言われても心の中で「運が悪いのは、死神に選ばれたおまえのほうではないか、と教えてやりたかった」

と言ってみたり、吹雪で閉じ込められた、殺人事件の起こった洋館では「でも、甘く見てると意外に、吹雪、長引くかもしれねえよな」とぼそっと言われた言葉に
「甘い?吹雪に味があるんですか?」

と聞き返してみたり。

そんなおちゃめな死神の千葉さんが調査する6人6話の人間ドラマ。一つ一つが別々の短編ですが、最後には伊坂氏特有の遊びも。

3月には金城武主演の千葉さんにスクリーンで会えますが、それまでに一読されるとなお楽しめると思います。

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ありがとうございました。


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