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すべては音楽から生まれる (PHP新書 497)

評価:
茂木 健一郎
PHP研究所
¥ 714
(2007-12-14)
Amazonランキング: 102位
Amazonおすすめ度:
茂木さん流音楽論に酔う
音楽好きにおすすめ
何気ない感覚
毎日更新するはずが、昨夜は本書を読み直しながらうかつにも寝てしまいました。
モーツァルトやシューベルトのCDは持っていませんので、静かなものをとJOURNEYのベストを聞きながら読んだのが間違いだったのかもしれません。

さて、本書はあの「AHA体験」や「プロフェッショナル」などでも有名な脳科学者の茂木健一郎さんの新書で、ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2008〜シューベルトとウィーンのオフィシャルブックにもなっています。

「音楽はあらゆる芸術をつかさどる。そればかりではない。生命原理と創造性の本質にも通じているのだ。わたしたちはみな楽器であり、音楽家である。脳の中では、常に交響曲のような働きが起こっている。耳をすませば、世界を満たす豊饒な旋律が聞こえてくるだろう。そして人生とは、自分だけのハーモニーを奏でることなのだ。−帯よりー」


音楽を聴いていて、突然、雷にでも撃たれたかのような衝撃、感動がカラダを突き抜けると言った経験はほとんどの方が経験された事があるのではないでしょうか。クラシックであったり、演歌であったり、ロックであったり、あこがれのアイドルの歌であったり。又、その時その時の感情の変化によっても、何気なく聞いた1曲で人生が変わる事もありえます。
旋律」と「戦慄」が同じ音であるのは偶然だろうか
と茂木さんが言われていますが、そんな感覚。そして、自分の体が楽器のように音楽と共に共鳴する。

私の中でも旋律が戦慄に変わった事が何度かありますが、一番印象に残っているのはドイツが産んだジャーマンメタルの雄、マイケル・シェンカー・グループの「神(帰ってきたフライング・アロー)」というデビューアルバムの1曲目「Armed And Ready」を聞いた時でしょうか。

と、まぁそんな事はさておき、人間が生きていく上で様々な困難に出会う時、自分のものさし・・・絶対的な座標軸として「喜びや美の基準」と言ったものを自分の中にちゃんと持っていれば苦しみを緩和し、生きる秘訣となるのではないかと言われています。

「美しい」「嬉しい」「悲しい」「楽しい」・・・。一瞬一瞬に生身の体で感動する事によって、人は、自己の価値基準を生み出し、現実を現実として自分のものに出来るのである。それが「生きる」ということである。だからこそ、本当の感動を知っている人は、強い。生きていく上で、迷わない。揺るがない。折れない。くじけない。
音楽は、そんな座標軸になり得る。


ちなみに、「モーツァルト効果」と言う事が言われ音楽療法その他様々ありますが、茂木さん自身は「モーツァルト・モード」と呼ばれていて、絶好調の時の感覚とモーツァルトの音楽を聴いている時の感覚とは非常に似ていると言われていますが、しかし、それはモーツァルトが茂木さん自身の好きな音楽である事もあり、モーツァルトの音楽が好きでなければ、その音楽を楽しむ事ができず、効果は期待できないとの事。やはり好きな音楽を聴いて精神状態を「快」にしておくのがいいのでしょう。

科学的にはfMRI(機能的磁気共鳴映像法)を用いた実験により、音楽を楽しんでいる時に活性化するニューロンは、人間が生きる為に必要な欲動を司る部分と等しい事が証明されているそうです。

長くなりましたのでこのへんで。これまでの話と脈略はないかもしれませんが、モーツァルトが亡くなる3年前に友人に宛てた手紙で考え深いものがありましたので、最後に引用の引用になりますが、ご紹介させて頂きます。

「ヴォルフガング(モーツァルトの事)、忘れちゃいけないよ、皆が君のような才能の持ち主ではないんだ。君にとっては、何もかもが簡単すぎるんだ。」と言うのです。「簡単だって」とぼくは言い返しました。みんなそんな風に思っているのです。ヨーロッパ中の宮廷を周遊していた小さな男の子だった頃から、ぼくは同じことを言われ続けています。目隠しをして演奏をさせられたこともありますし、ありとあらゆる試験をやらされました。こうしたことは、長い時間かけて練習すれば、簡単にできるようになります。ぼくが幸運に恵まれていることは認めますが、作曲はまるっきり別の問題です。親しい友人であるあなたには誓って言いますが、長年にわたって、ぼくほど作曲に長い時間と膨大な思考を注いできた人は他に一人もいません。有名な巨匠の作品は、すべて念入りに研究しました。作曲家であるということは、精力的な思考と、何時間にも及ぶ努力を意味するのです。ー「素顔のモーツァルト」ドノヴァン・ビクスレー著、清水玲奈訳、グラフィック社」



・・・天才とは1%の才能と99%の努力であるーアインシュタイン

ありがとうございました。

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