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第153回芥川賞受賞作の『火花』・『スクラップ・アンド・ビルド』がオーディオブック化。朗読は堤真一さん他

JUGEMテーマ:読書


こんにちは。先日『2015年ユーキャン新語・流行語 大賞』のノミネート候補50が発表されて時の人の「五郎丸ポーズ」や最近はめっきり聞かなくなった「ラッスン・ゴレライ」などがありましたよね。

そんな中にピース・又吉直樹さんの芥川賞作品『火花』も入っていました。

この本はお笑い芸人による初の芥川賞ということもさることながら、芥川賞受賞作としての単行本発行部数でも歴代1位という快挙。

以前書いた記事『ピース又吉さん、「火花」芥川賞受賞おめでとうございます(まだ読み終わってないんですが・・・)』では読み終わっていなかった本書もその後はちゃんと読み終わりました(^_^;)。

お笑いならではの軽快な語り口と実話?と思えるようなエピソードも多々見られましたが、そんな話題作でも読書が苦手な方には、読もう読もうと思っても未だ読めていなかったりしますよね。

そんな人向けに耳で聴く本として「オーディオブック」がありますが、昨日、第153回芥川賞受賞作の『火花』と『スクラップ・アンド・ビルド』の2冊が同時にオーディオブックとして発売されました。
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ピース又吉さん、「火花」芥川賞受賞おめでとうございます(まだ読み終わってないんですが・・・)

又吉 直樹
文藝春秋
¥ 1,296
(2015-03-11)
Amazonランキング: 1位

JUGEMテーマ:日記・一般


こんばんは。

お笑い芸人コンビ「ピース」の又吉直樹さんの小説「火花」が芥川賞を受賞しましたね。

おめでとうございます。


今回は最初だし、話題作りでノミネートだけかと思ったら、何と本当に芥川賞作家に!!

もう「ピース又吉」ではなくて又吉先生ですね。


そして、今回の芥川賞では羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」も同時受賞ということで、あまりの又吉さんの話題性でどうしても見出しはそちらが多いと思いますが、改めておめでとうございます。


そんな『火花』。電子書籍になってからようやく購入し、かれこれ何ヶ月かは経つはずですが・・・まだ半分くらいで積読状態のままです。すいません。早速読み終えたいと思います …(;・∀・)



ありがとうございました。


追伸:今見たら早速アマゾンで1位になって在庫切れになってた(笑)

更に追記:楽天コボさんでは芥川賞・直木賞のノミネート作品で30%オフキャンペーンされていて電子書籍版が30%引きの700円で読めますよ。
【はじめての方限定!一冊無料クーポンもれなくプレゼント】火花【電子書籍】[ 又吉直樹 ]

(購入の前に上の方の『注目ワード』の所にあるクーポンを貰ってくださいね)

・・・ただ、まだ羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」が対象作品になっていませんでした(・・;)

・・・と思ったらまだ書籍化されていないみたいですね)



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気軽で楽しいお江戸人情小説  「まんまこと 畠中恵」

評価:
畠中 恵
文藝春秋
¥ 580
(2010-03)
Amazonランキング: 3772位
Amazonおすすめ度:
もっと文章力をつけて欲しい
しゃばけとは違った魅力

畠中恵(はたけなか めぐみ)さんといえば、病弱若だんなと妖怪たちのお江戸人情ミステリー「しゃばけ」シリーズが有名ですが、同じお江戸人情ものの新たなシリーズがこの「まんまこと」

前から気にはなっていたのですが、なかなか読む機会がなく、今回文庫化されたこともあり、GWの旅のお供用に購入して読破。

いやぁ、さすが畠中恵さん。はずしません。非常に面白かったです。

こちらは、江戸は神田で八つの町を支配町としている由緒ある古名主の跡取り息子、麻之助が主人公。

近所の評判もよく生真面目で勤勉だった麻之助。ところが、十六歳のある日を境にお気楽な若者に。その理由もおいおい分っていくのですが、実は江戸時代、名主は奉行所に届けるまでもないささいな町内の揉め事を玄関先で調停していたそうで、名主の跡取り息子の麻之助も、名主の代理として様々な珍事件に巻き込まれ、お気楽な麻之助がおとぼけを演じながらも大岡裁きよろしく解決していく・・・といった感じの連作集になっています。

隣町の名主の跡取りで幼なじみのイケメン清十郎、同じく幼なじみでお城の石垣よりも固い石頭の同心見習いの吉五郎、ひょんなことから麻之助の許婚になったお寿ずさんなど、個性豊なキャラクター達とともに繰り広げられる物語。

楽しく読み進めていくことができますので、ちょっと気軽に面白い小説読んでみたいという方は、ぜひ一度手にとって見てください。やるせない、淡くせつない恋の物語もちょっぴり楽しめますよ。



最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。



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エイプリルフールなので・・・「終末のフール」

4月1日は俗に「エイプリルフール」。四月バカと直訳され、嘘をついてもご愛嬌、とされる日ですが、そんな「エイプリルフール」に書こうかとずっと置いていたのがこの伊坂幸太郎さんの「終末のフール」

安易な選択ですが、そこはご愛嬌ということで。

本書はミステリーではありませんし、短編集ですので、はっきりいって面白くないです。




・・・というのは嘘です。(^^;

ミステリーでない短編集というのは本当ですし、「陽気なギャング」シリーズのようなコミカル系でもなく、どちらかと「生と死」という重いテーマがモチーフとなっていますので、そういった意味ではミステリー好きな伊坂ファンや、まだ「死」というものに実感の少ない若い方などには物足らなく、面白くないのかもしれませんが。


さて、そんな本書。表題だけでなく、各短編のタイトルにもご注目。

第一話  終末のフール

第二話  太陽のシール

第三話  籠城のビール

第四話  冬眠のガール

第五話  鋼鉄のウール

第六話  天体のヨール

第七話  演劇のオール

第八話  深海のポール


と、なにやら昨年のM−1ファイナルにも進出していた漫才コンビ「ハライチ」の「○○なヤ〜ツ」みたいな感じで洒落ていて、これだけで面白そうと思ってしまったのは私だけでしょうか。


舞台は仙台北部の団地「ヒルズタウン」。8年後に小惑星が地球に衝突し、地球と共に人類は滅亡してしまう・・・。そんな予告から5年がたち、当初のパニックから少し落ち着き、地球滅亡の日まであと3年。という中でその団地に住む人々のそれぞれの残りの人生の物語が静かに交錯しながら紡がれていきます。

親子の絆や夫婦、家族の愛。友情や思いやり。新しい命の誕生や過去の復讐。様々な思いと人間模様が絶妙な伊坂タッチで描かれ、時に笑い、時に涙しながら、いずれ必ず訪れる「死」に対して今をどう生きるかと言うことを改めて考えさせられます。


明日死ぬとなるとバタバタしますが、まだ3年もあるのなら、それなりに準備も出来る。そんな気もしますよね。


実際私たちの世代では、あの「ノストラダムスの大予言」というものが、さも真実であるかのように報道され続けていましたので、多少の覚悟は出来ていた気もしないではないです。

その所為かどうかは分かりませんが、かなり好き勝手に、悔いなく生きてきたような気がします。




さて。あと3年でこの世が終わるとしたら、あなたは何をしていますか。





最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。


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伊坂 幸太郎
集英社
¥ 660
(2009-06-26)
コメント:地球滅亡の日まで、あと、3年・・・その時、あなたは何をしていますか?
Amazonランキング: 2503位
Amazonおすすめ度:
世界の終わりにあなたはどう生きるか
Today is the first day of the rest of your life.
終末を生きぬくこと

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「檸檬」の舞台「八百卯」さんが閉店

梶井 基次郎
新潮社
¥ 420
(1977-12)
Amazonランキング: 17188位
Amazonおすすめ度:
ゆっくり読みましょう
梶井基次郎そのもの
長編散文詩
カタカナで「レモン」と書けば果物のレモンを思い浮かべますが、漢字で「檸檬」と書けば思い出すのが梶井基次郎(かじい もとじろう)さんの「檸檬」です。

「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧(おさ)えつけていた。」

という書き出しではじまるこの小説は、著者の梶井基次郎さんが肺結核を患い、虚しく無気力となっていた頃に書かれた代表作(実際に31才という若さで夭逝されています)で、そんな「私」が、京都の寺町にあるお気に入りの果物屋さんでふと檸檬を見つけたところから、そのひんやりとした冷たさや甘い香りに癒され、ちょっぴり幸せな気分になって、かつて大好きだったのに足が遠のいていた文具店(書店)丸善に入って行って、これまたかつて大好きだった画集を見たものの、結局かつてのような幸福感は得られず、ふとその「檸檬」でちょっとしたいたずらをしてみる・・・・というようなお話です。短編なのでここまであらすじを書いてしまったらついつい最後まで書いてしまいそうになりましたが、そこはやっぱり読んでもらいたいと思います。

ちなみに私がすきなところは
不意に第二のアイディアが起こった。

その奇妙なたくらみはむしろ私をぎょっとさせた。

 ――それをそのままにしておいて私は、なに喰(く)わぬ顔をして外へ出る。――
 
私は変にくすぐったい気持がした。

「出て行こうかなあ。そうだ出て行こう」そして私はすたすた出て行った。

という最後の方のクライマックス(?)のところです。いつ読んでもにやけてしまいます。(内容をご存じない方は何のことかわからないかもしれません。すいません)

そんな舞台となった丸善書店さんは4年前の2005年に閉店となっていますが、今度はとうとう「檸檬」を買った果物屋さんの「八百卯」さんも、1月25日付けで閉店されてしまいました。

「梶井基次郎「檸檬」の店」として観光スポットになっていましたので、修学旅行などで立ち寄られた方も多いのではないでしょうか。

そんな「八百卯」さんも大正の頃とは違い、2階はフルーツパーラーになっていて今風におしゃれなお店ですし、「丸善」さんも当時の場所からは移転されて河原町にありましたので、もともと情景が違うと言われればそれまでですが、それでも、「檸檬」の舞台となった実在のお店が両方ともなくなってしまったのは何とも寂しい限りです。

まだ「檸檬」を読んだことがない方も、なつかしいと思われた方も、これを機に読んで見てください。

青空文庫さんで無料で読めます。(37、38番です)
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/sakuhin_re1.html


ありがとうございました。

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アラフォー世代に贈る本 重松清 「みぞれ」

重松 清
角川グループパブリッシング
¥ 660
(2008-07-25)
Amazonおすすめ度:
短編集
みぞれ
判るような気がする
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読書の秋。といっても、普段本を読まない人にとっては、なかなか敷居の高いもの。そんな人には、手軽に読めて楽しめる短編集をお勧めしていますが、中でもアラフォー(アラウンド40)と呼ばれる私たち40歳前後の人たちが読んで楽しめたり考えさせられたりするのが本書。

人生の折り返しを迎え、これからの自分の人生や老後のこと。親のことや、いずれは身近にやってくる「死」のこと、子供のこと、仕事のことなどなど、それまでは他人事のように感じていたそんな「こと」が、ふとした瞬間に自分の身近なこととして突然襲ってくる世代。

そんなアラフォー世代の中でも、最近めっきり肩の力が抜けて自然体でいい演技を見せているのが我らが永遠のアイドル・キョンキョンこと小泉今日子さん。

最新映画『グーグーだって猫である』のインタビューをTVで見たときに、40歳を迎えての心境を語っているシーンがありました。私が見たその番組とは違いますが、検索したらMSNムービーのインタビューでも似たようなことを言われていますので、本書とは全く関係ありませんが、ちょっと引用させてもらいます。

■小泉今日子(以下、小泉):わたしは生きるということを現実的にとらえられたのはつい最近のことだと思うんです。

40歳を超えて、そのとき誰かに「あぁ、人生折り返しですね」と言葉をかけられたんですが、「あぁ、折り返すのかぁ……」と思ったときに、

それまで自分には近くに感じられていた死というものをすごく遠くに感じて、1回通って来た道を今度は折り返して歩いて行くんだと思ったら、生きることが怖くなくなったんですね。今度は生まれたところまで戻るので、ゆっくり景色でも見ながら戻って行こうかなと思ったら、生きることがいとおしくなってきたという感じがします。

それまではどっちでもいいとか、その一瞬のことだけしか考えていないとか、今日気持ちよければいいとか、これで死んでもいいと没頭して何かをしているという時間が多かったですね。(MSNムービー・小泉今日子&上野樹里&加瀬亮 インタビュー より引用)



さて、本書に話を戻します。

あとがきで著者の重松清さんが
息をするように「お話」を書きたい。
(中略)
僕がこれまで書いてきた(そしてこれからも書いていくはずの)「お話」は「これ話したっけ、俺の知り合いにこんな奴がいるんだけど・・・」と語り起こされる世間話と根っこのところはつながっている。

と、言われているように、日常の本当にどこにでもありそうな、そんな一コマを切り取って話しかけられている。そんな感じがする一冊です。

ノストラダムスの予言を信じてその先の人生なんて何も考えていなかった「ユウ」の愚痴ではじまり、幼なじみの少女が自殺未遂することによって、戸惑いながらも「死」というものに向き合う高校生を描いた「拝啓ノストラダムス様」

「ぼくのママのじまんは、あく力です・・・」と始まる一人息子の夏休みの宿題の「家族の得意技」という作文に、お父さんの得意技は???と悪戦苦闘して得意技をみつけようとする夫婦が面白い「砲丸ママ」

結婚十六年目で子供がいない夫婦。子供がわりのペットは、おなじく時を重ねてきた犬の龍之介。何年か前の年賀状で「龍之介も2歳になりました」と、間違えて同級生に送ってしまい、その友人が大きくなった龍之介くんに会いたいとやってくる事になって一芝居うつ羽目に陥った「石の女」(最後には熱いものがこみ上げてきます)

「勝利」という名前なのに、「おまえって、ドラえもんのいない、のび太みたいだよな」と言われる位にへなちょこな「マケトシ」君が、一念発起して家出し、ある事件に巻き込まれて・・・という「へなちょこ立志篇」

脳梗塞で倒れ、言葉も話せなくなった父親を前にして「お父ちゃん、まだ生きていたい?生きていることは、楽しい?」と、聞くに聞けないそんな複雑な思いを抱く43歳の息子を描いた表題「みぞれ」

など。その他にも、結婚7年目。せっかちな夫にうんざりしてきた妻の「電光セッカチ」、どちらかがリストラされる岐路に立たされた40歳の同期社員を、あの多摩川の「タマちゃん」をモチーフに描いた「メグちゃん危機一髪」、子供のいない長男夫婦と親を引き取った義理の弟と跡取りになるであろう甥っ子を描いたちょっとドキっとするような「ひとしずく」などなど、様々なシーンを描いた11篇の物語。

ちなみに、せつなく、悲しく、それぞれの立場でそれぞれの思いをつづった物語で、ヒット曲一発で消えた演歌歌手の「羽衣天女」を、バラエティ音楽番組に引っ張り出そうとするテレビ局のディレクターと、まじめに芸能界復帰も考えているレコード会社の社員、彼女を応援し続けてきた幼なじみ達を描いた「望郷波止場」もアラフォー世代にはぐっとくるものが。

お暇な細切れ時間にでも、気になったどこか一つでも気軽に楽しんでいただけたらと思える、そんな本です。

「サンデー毎日」や「小説現代」「別冊文藝春秋」「野生時代」などで1999年から2006年までに掲載されたものを一冊の文庫としてまとめられたものですので、中には読まれたものもあるかもしれませんが、著者も言われているように、「文庫として、いつでもどこでも」読めますので、よろしければどうぞ。


久しぶりで長文になってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。


※オンライン書店bk1で購入⇒重松 清著 みぞれ

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 ■ お貼りいただくギフト券コード
   08affia810101031
 ※このギフト券は【お一人様1回のみ】ご利用いただけます。
※このギフト券は 2008/10/31(金) 23:59 までご利用いただけます。
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シェイクスピアを盗め!

ゲアリー ブラックウッド
白水社
¥ 1,785
(2001-01)
Amazonランキング: 98621位
Amazonおすすめ度:
最高の一冊です。
豊かな世界への誘い
今一番行きたい所はエリザベス朝時代のロンドン
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この物語の舞台は4百年前のイギリス。そう、まさにシェイクスピアの時代。登場人物にもあのシェイクスピアが。

本書は全米図書館協会最優秀賞を受賞し、「スクール・ライブラリー・ジャーナル」のベストブックなどの数々の賞を受賞しているそうです。

原題は「The Shakespeare Stealer」で、「シェイクスピア泥棒」。

生まれた時から両親のいない孤児の少年「ウィッジ」が主人公。貧しい孤児院では、たった一人の子供の衣食もままならない。

孤児達は、いつか本当の家族や誰かが現れて引き取ってくれることを夢見る。そんなある日のこと。ウィッジいわく、
「七才になって、あらたな展望が開けた。人間には七年ごとに運勢や健康に大きな変化があり、これを転換期とか厄年とかいうのだそうだが、ぼくの場合もこれにぴったりあてはまる。孤児の夢が、ある日ふいにかなったのだ」

ということで、医師であり牧師でもあるブライト博士に徒弟として引き取られることになる。

徒弟とは、日本で言えば丁稚や弟子と言う方が分かり易いと思いますが、どちらかと言えば当時のイギリスでは、奴隷よりで、法律上も「所有物」になるそうです。

このブライト博士。実在する速記の発明者が元になっているそうで、ウィッジに速記を教え込みます。が、その目的は他の牧師たちの説教をウィッジに速記させて、盗むこと。
テープレコーダーもコピーもない時代の話です。

そしてまたもや厄年の14才で、頬に傷のある長身のいかつい謎の男、「フォルトナー」がやってきて人生が再転します。速記が出来るウィッジを強引に金貨十ポンド(博士の年収以上)でサイモン・バスという新たな主人の元へと連れて行く「フォルトナー」。途中に出くわした盗賊も鮮やかな剣さばきで次々追い払う無口でいかつい剣豪。悪役ですが、意外とこのキャラクターが好きだったりします。

新たなご主人「サイモン・バス」の命令は、ロンドンのグローブ座で公演されているシェイクスピアの新作「ハムレット」のセリフを速記で盗むこと。

怖い「フォルトナー」に見張られながら、「ハムレット」の速記をするも、生まれて初めてみる芝居に見入ってしまい、ほとんど速記出来なかった上に、その手帳を盗まれ、後日再挑戦するも、ひょんなことからその劇団にもぐりこむことになり・・・・

という感じのおはなしです。

美味しいものもろくに食べたことがなく、暖かい布団や家族のぬくもりも知らず、7才から丁稚奉公しながら生きてきた少年ウィッジ。

しかし、劇団の人々(シェイクスピアを擁する宮内大臣一座)は厳しくも暖かく彼をむかえ、一人の人間として接してくれます。失敗したらフォルトナーに殺されるかもしれない命懸けの仕事(ハムレットの台本を盗む)を全うするのか、はたまた、一座の一員として役者をめざすのか・・・様々な葛藤、出会いと別れ、などのウィッジの冒険物語。

ドキドキハラハラしながら、一気に読めてしまいます。

最後に、これを書くのはどうしようかと迷いましたが、やはり、心に残る言葉なので自分の読書メモでもあるこのブログに書かないわけにはいきません。

ぼくの人生を大きく変えたのは、以前から知ってはいたが、

ほんとうにはわかっていなかった言葉だった。

それは、正直、信頼、忠実、友情。

家族。そして家庭。


今日は、前回のシェイクスピアつながりで本書の事を書こうと思っていましたら、朝から子供と見ていたアニメの「プリキュア」ではシェイクスピアの話題が出るわ、「波瀾万丈」という番組では39才で夢のメジャーデビューを果たした歌手の「木山裕策」さん(デビュー曲は家族の事を歌った「home」)が出ているわでとってもシンクロな日でした。

ちなみに木山裕策さんの「home」は、子供をもっているお父さん方で、まだ聴いたことのない方は是非一度聴いてみて下さい。彼の魂の歌声は自然と頬に涙がつたいますよ。
(試聴と木山さんについて詳しくはアマゾンにて→木山裕策「home」

追伸:現在、何故か初回限定のDVD付・定価1500円が60%引きの600円になっています。まだ間に合う方はチャンスですよ。(通常盤は定価の1000円なのが不思議です。私も600円で買いましたので間違いではなさそうですが・・・? ちなみに、イラストはリリ−・フランキーさんです。)

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死神の精度 (文春文庫 伊坂幸太郎)

評価:
伊坂 幸太郎
文芸春秋
¥ 550
(2008-02-08)
Amazonランキング: 45位
Amazonおすすめ度:
短編集のふりをした長編小説
凄い!!
主人公はクールな死神
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「天使は図書館に集まる」が、伊坂氏によれば、「死神はCDショップに集まる」。らしい。今回も独特の伊坂ワールドによって、「死神」という、その響きからは一見おそろしいものを、いとも身近で現実に隣にいそうなモノに仕上げています。

「私は人間の死には興味がないが、人間が死に絶えてミュージックがなくなってしまうことだけは、つらい」


というくらいに音楽好きで、いつも仕事の時には雨が降っていると言う雨男。

死を司る神の末端組織に属するのか、上の部署からの依頼で対象者の調査を行い、「死」を実行するのに適しているかどうかの判断をして報告する。期間は1週間。調査の結果「可」とすれば、八日目には「死」が実行される。逆に言えば、調査期間の1週間に死ぬことはない。

そんな調査員(死神)の千葉。ある時は二十代前半のモデルのような青年になったり、柄の良くない四十代の中年男性であったり。

殺人犯人に車をジャックされ、
「運が悪かったと思って、諦めろ」と言われても心の中で「運が悪いのは、死神に選ばれたおまえのほうではないか、と教えてやりたかった」

と言ってみたり、吹雪で閉じ込められた、殺人事件の起こった洋館では「でも、甘く見てると意外に、吹雪、長引くかもしれねえよな」とぼそっと言われた言葉に
「甘い?吹雪に味があるんですか?」

と聞き返してみたり。

そんなおちゃめな死神の千葉さんが調査する6人6話の人間ドラマ。一つ一つが別々の短編ですが、最後には伊坂氏特有の遊びも。

3月には金城武主演の千葉さんにスクリーンで会えますが、それまでに一読されるとなお楽しめると思います。

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