今日発売の
週刊 ダイヤモンド 2009年 3/14号 は「まだまだあった保険のムダ 総点検」で、今日書こうと思っていた表題のテーマは偶然なのですが、これを機に皆さんも住宅の次に高い買い物と呼ばれる「生命保険」を見直されることをおすすめします。私が見させていただいても、結構無駄な生命保険に入っておられるなと思うことがほとんどですので。
(ただ、人の命に値段はつけられませんし、保険金が多ければ多いに越したことはありませんが、そのために今の生活を犠牲にしなければならなくなるのは本末転倒です。中には見直しすぎて本当にこれで大丈夫?と心配になる方がおられるのも事実ですが、ほとんどのサラリーマンの皆さんは既に厚生年金
保険、健康
保険といった「保険」に毎月何万円、年間何十万円も給料から天引きされて加入しているということをお忘れのようで、民間で加入する生命保険がすべてのような錯覚をされているのかもしれません(例えば、年金といっても、老後にもらえる年金だけではなく、万一の場合には、遺族年金や障害年金などがもらえますし、死亡一時金なんていうのももらえたりします)。そういった意味では給料が手渡しだった頃のほうが天引きの保険や税金に敏感だったのかもしれませんね。又、よく「俺は1億円の生命保険に入っている」「死んだら3億円もらえる」などと半ば自慢のように言われる方もおられますが、あくまで「その保険期間内に死んだら」ですので、家族にしてみれば生きている間に稼いで欲しいわけで、亡くなってくれたほうがお金持ちになれるのなら・・・と保険金殺人や保険金目当ての自殺があとを絶たないのも悲しい現実としてあります・・・)
さて、話がそれましたが、本題の「リビング・ニーズ特約」。これは、病気などで余命6ヶ月以内と診断された場合、生きている間に死亡保険金を受け取り、残りの人生を有意義に生きるために使っていただける事を目的とした特約で、終身保険や定期保険など、死亡保険金の支払われる生命保険ではほとんどの方が保険加入の時点で付加されていると思います(特約保険料無料ですし、必ず死亡前に受け取らなくてはならないと言うものでもありませんので)
又、がんなどで本人が告知されていないなどの場合でも、事前に代理人(例えば配偶者や親、子など)を指定しておけば、その指定代理人が保険金の代理請求をすることも可能です。(本来、保険金や給付金は被保険者=契約の対象となっている人本人が請求することになっています。古い契約などで、リビング・ニーズ特約やこの指定代理人の記載のない保険もありますので一度確認して見てください。いざと言うときに保険金の請求が出来なかったり、手続きに時間がかかったりするかもしれません)
そんな生きるための保険、「リビング・ニーズ」特約。アメリカに本社のあるプルデンシャル生命保険が最初に作ったのですが、その誕生秘話に関して、先日話をしていると、知人とその内容が若干違う。そういえば伝言ゲームのように何通りかあったような・・・と、思い当たる本を本棚を何ヶ所かひっくり返して、とりあえず2冊(2種類)見つけましたのでご紹介させていただきます。